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お世話になった産院

あっという間に一か月経ちました。
この一か月の間に、乳腺炎に3回もなりました。
最初はなったことに気づかず。

「あれ、寒気がするー!風邪?いや疲れてんのか?」
と思っている間にどんどん悪寒がひどくなり、がたがた震えながら熱を測ると38.5度。
でも赤子は泣いているし授乳しなきゃ。
訳も分からず震えながら一晩過ごしたら熱は下がって、でも全身の関節痛いしだるい。
夫にミルクを託して寝てみても、だるすぎて眠れない。

翌週も、その翌週も同じことが。夫もいい加減うんざり気味。
疲れてるんだと思っていたから、「体力なさすぎ」と夫も思っていたんじゃないだろうか。
しかし、熱がでるたび乳が痛いことに気づく。
見てみたら、赤く腫れてる。
ここまで来てようやく乳腺炎だと知る私。

病院に連絡して助産師さんに診てもらったら案の定怒られた。
助産師さん、口が悪くスパルタです。

「うちの病院で乳腺炎になったのはあんたが初めてだよ!
いったい何してたの?私の忠告全然聞いてないでしょ!!言うこと聞かないからなるんだよ!」

要は食べ過ぎ。
乳の出が最初から結構良かったのにくわえ、退院後は母が食べろ食べろと
だんごやら餅やら果物やらをたくさん持ってきてくれた。
体力付けなきゃと必死に食べてたら、栄養過多であっという間に乳が詰まってしまったー。

助産師さんにギュウギュウと乳を搾られ、これがまた激痛で足をジタバタしてうめき声が出てしまうくらい。
でもおかげで治りました。

この助産師さんはスパルタだけど人が良い。
ベッド数4床という小さな個人病院なので、携帯メールで助産師さんに気軽に相談事もできる。
メールを送れば折り返し電話をくれるのです。
今回は助産師さんには直接連絡せず、病院に連絡して診察を受けたのですが、

「あんたも馬鹿だね!病院に連絡するまえに私に直接メールしなさいよ!
診察受けたらお金かかるでしょうが!
詰まり搾るだけなら診察しなくたって私がやってあげるんだから。
先生なんて薬出すだけしかできないんだから。
今度からなんかあったら診察受ける前に私に言いなさい!
今日の診察代も先生に言って千円引いてあげといたからね!」

ほんとお母さん、て感じの助産師さんです。
しかも私は入院中も何かと落ちこぼれで迷惑をかけたので、助産師さんの中でも問題児扱い。
パニック障害ってことも助産師さんの中では落ちこぼれ要因の一つ。最初は分娩断られそうになった。
入院中も私の発言や表情を見抜いて、タイムリーに安定剤をくれたり、
母子同室だったのに最終日は私の体調を考えて赤ちゃんの面倒を見てくれたり。

頭が上がりません。
そもそも出産も、神業って感じでした。
陣痛が明らかに痛いぞというレベルになってから2時間で生まれた。
助産師さんが手で子宮口を広げてくれたおかげです。

「うちはね、基本4時間以内に産ませるから!あたしが手で20秒くらいで子宮口を一気に開いてあげるから。そうすると4時間分くらい短縮できんのよ。」

妊婦に運動を勧める今どきの風潮も批判的。

「あれはね、逆効果。動くと筋肉が固くなって赤ちゃん降りてこないのよ。ただ破水するからそうなったら促進剤打ってうませりゃいいっていう病院の都合で言ってるだけなの。破水をみんな軽く考えてるけどものすごく危険なんだよ。赤ちゃんを保護してるクッションがなくて頭むき出しで産道をぎゅうぎゅう通るから脳のダメージもあるし、へその緒が先に出たらもうアウトだからね。運動なんかしなくても、時期が来れば自然に出てくるんだよ。太りすぎないよう体重管理だけ気を付ければいいの。」

私も臨月入っても子宮頸管が長く困っていたら、とにかく寝てろ、と指導され、その通りにしたら一気に短くなった。

「あたしはこんだけ断言するでしょ?それだけ自信があるのよ。40年もこの仕事やってるんだからね。私を信じて言うこと聞いてくれれば大丈夫。信じてくれる人には全力でサポートするよ」

こういう助産師さん、もっと増えればいいのになあ。
分娩中も、先生と助産師さんで漫才のように話しかけてくれて、出産の恐怖から気をそらせてくれた。
先生までもが腰をさすってくれたり。
個人病院ならではのアットホームな分娩でした。

by Pika_No1 | 2013-12-28 00:50
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のらりくらり


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