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恋する気持ち

に似ているかも。

素敵な音楽に出会ったときの感情が。
自分の感情がうまく音に出せたときの嬉しい感覚が。

木管楽器のアンサンブルコンサートに行って来ました。
モーツァルトのグランパルティータがメインで、楽しみにしてました。
他にR・シュトラウスの組曲も。これもまたかっこよくてきれいな曲。大好きです。

仕事で遅れていったら、ななんと。満員で空いている席がなく(全席自由だったので)、
ロビーのモニターでしか見れないという状況。
コンサート会場にいるのにナマで聞けない、なんて初体験です。

でも、モニター越しでもその音の広がりとか厚みとかが伝わってくる。
圧倒されてしまいました。
音に空気が含まれているというか。端的に言えば響きがとにかく壮大。
軽やかでもあり重厚でもあり伸びやかでもあり鋭くもあり。
全ての要素が含まれている音でした。

口腔内で充分に空気の対流が起きていてそれがスコンと楽器に
滑り込んでいく感じ・・・?ナマナマシイけど。
ビブラートなんかも、早くかけようとすると私なんかは息を押し付けてしまいますが
きっとこの奏者は、息は前に出し続けて、かつ口腔内の対流というベースは保ったまま
息の流れにビブラートを乗せて吹いているんじゃないかしら。
だから曲想によってビブラートの幅も自由自在。

ついつい自分はこういう細かい表現技法がワンパターンになってしまうので、
やはりプロの演奏を聞くのは、課題を見つけさせてくれてハッとさせてくれるので
非常に大事だと痛感しました。

演奏方法を具体的盗もうと思うとこんな夢のない言葉で整理してしまいますが。

でもそれらを土台に作られた音とであったときの感動は、やっぱり
恋をしたときと同じくらい、好きな人の体温を感じるときのような、言葉では
言い表せないような、体の中心が熱くなるような感覚を憶えます。

コンサートにはまめに行こう。うむ。

by Pika_No1 | 2007-03-27 00:29 | 脳内浄化
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のらりくらり


by pika_No1
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